今回は番外編。ドキュメンタリー・ドリーム・ショーのすぐ後、10/2(土)〜ユーロスペースで公開されるドキュメンタリー映画 『小屋丸 冬と春』を紹介します。(私、Hが宣伝で関わっている作品でして・・・宣伝も兼ねてすいません)
フランスを代表する現代美術アーティスト、ジャン=ミッシェル・アルベローラさんが、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に参加したときに訪ねた、新潟県十日町市の小屋丸地区という場所に惚れ込み、完成させた作品です。長編の映像作品は、初めてというアルベローラ監督の想いがつまったモノクロの映像が素晴らしいんです。
ドキュメンタリーに詳しい方は、おそらく同じ新潟で撮られた佐藤真さんの『阿賀に生きる』を思い出すことでしょう。 ただ、アルベローラ監督は『阿賀に生きる』を観ていないそうで、その偶然のシンクロがおもしろいですね。
ドリーム・ショーでドキュメンタリーの魅力にはまった方、もちろんドキュメンタリー好きにも観ていただきたい作品です。
そして、『阿賀に生きる』のカメラマン、小林茂さんから『小屋丸 冬と春』に寄せていただいたコメントで紹介を閉じたいと思います。
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生きて死ぬ知恵をもったにんげんたち。その顔、声。安心感が湧いてくる。
これは『阿賀に生きる』の先を掘り進んだような映画である。
----小林茂(映画監督・映画カメラマン/『チョコラ!』『阿賀に生きる』)
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