ドキュメンタリー・ドリーム・ショーとほぼ同時期に開催されている
「ポルトガル映画祭2010」。渋谷と京橋を行ったり来たりという方もいるようです。私も観たいのですが、まだ行けておりません。
そのポルトガル映画祭とドキュメンタリー・ドリーム・ショーを繋ぐ一本が、ユーロスペースでの最終回に上映されます。
『アレンテージョ、めぐりあい』は、2007年のインターナショナルコンペティションで上映され、山形市長賞(最優秀賞)を受賞しました。そしてこの年の審査員のひとりがポルトガルの映画監督、ペドロ・コスタでした。
この作品はペドロ・コスタが教えを受けた、ポルトガルの詩人(そして映画監督でもある)、アントニオ・レイスが魅せられたポルトガル南部のアレンテージョ地方の風景と村民達を描いています。映画の中には
「ポルトガル映画祭2010」でも上映されるパウロ・ローシャの『新しい人生』が引用されています。たくさんの村人たちが役者としてこの映画に出演していて、映画の撮影風景を懐かしく振り返ります。
そういう映画史的な観点から観てもおもしろいのですが、一番響くのは、なんと言っても村人たちの唄です。 「レイスさんが、私たちを見つけてくれた」と言いながら唄うおばあさんの声にグッときました。音楽とりわけワールドミュージックに関心のある人が見ても楽しめるはずです!
10/1(金) 21:15@ユーロスペースで上映があります。
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