2010年9月29日水曜日

『真昼の不思議な物体』『第三世界』 コン・リッディーさんトーク

9/27のアピチャッポン監督作品『真昼の不思議な物体』『第三世界』の上映、『真昼の不思議な物体』の上映素材がDVDに変更されたにも関わらず、たくさんの方々にご来場いただきありがとうございました(お立ち見でご覧になった方失礼しました)
やっぱり、カンヌ映画祭パルムドール効果なんでしょうか??

山形映画祭ディレクターの藤岡さんから会場で説明があった上映素材変更のご説明を致します。
現在、上映可能な『真昼の不思議な物体』の英語字幕入りの35ミリフィルムは、山形映画祭が収蔵しているプリント、世界でたった一本だけなんだそうです。カンヌ受賞以降、世界中の映画祭でアピチャッポン作品の上映機会が増えて、その山形のフィルムが世界中を旅している状況があります。9月にサンパウロ映画祭で上映があって、ユーロスペースでの上映までに戻ってくる予定でしたが、諸事情で上映日までに到着しませんでした。申し訳ありません。また、次の機会に・・・。

そして、本題、タイの映画評論家で映画監督のコン・リッディーさんトークの模様です。
アピチャッポンの作品を見続けてきたコンさんのお話し、興味深かったです。海外向けに映画を作っているのではないかというタイ国内での批判、バンコクという都会ではなくタイの地方をテーマにしているアピチャッポン独特の視点などなど。アピチャッポン監督の身近で、そしてタイで観てきたからこそのおもしろいお話しでした。

そのコン・リッディーさんが共同監督のひとりとして制作した『改宗』(YIDFF2009 アジア千波万波で上映)もドキュメンタリー・ドリーム・ショーで上映されます。タイ国内でのイスラム教をテーマにした作品です。
トークを聞いて俄然、観たくなりました。 ぜひご覧ください。

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