2010年9月21日火曜日

おすすめ作品 その3 ビトムスキーとモグラヴィ



今回のドキュメンタリー・ドリーム・ショーで、一番見応えのある一日(他の日もどれも見応えはありますが、その中でも一番)は、9/23(祝)の「名匠たちの技と巧み/ハルトムート・ヴィトムスキーとアヴィ・モグラビ」 ではないかと思います。

ヤマガタ縁の、それもとびきり個性的なふたりの監督の作品を一日で満喫できます。

(2002年に開催されたビトムスキー特集のチラシ)


ビトムスキーは、アーカイブドキュメンタリーという分野に入るんでしょうか、過去の様々な映像素材を用いて、長編のドキュメンタリーを作り上げる希有な作家です。今回は、代表作『第三帝国アウトバーン』と昨年の山形映画祭のインターナショナルコンペティション作品『ダストー塵ー』を上映します。

モグラビは、イスラエル人という自分自身のアイデンティティを動機に、イスラエルとパレスティナ問題を描く、怒れる闘士。
日本のドキュメンタリー作家、森達也さんも自著『ドキュメンタリーは嘘をつく』の中で『ハッピー・バースデー、Mr.モグラビ』について書かれています。ドキュメンタリーとフィクションの境目とは何なのか? そんなことを考えながら観るとモグラビ作品の意図が見えるかもしれません。YIDFF'99優秀賞受賞作『ハッピー・バースデー、Mr.モグラビ』と昨年のインターナショナルコンペティション作品『Z32』が上映されます。

9/23・・ワクワクしてきます!

0 件のコメント:

コメントを投稿