2010年9月20日月曜日

おすすめ作品 その1 ロバート・クレイマーについて

作品が多過ぎて何を見たらいいかわからないという方のために、宣伝担当Hの独断と偏見のおすすめ作品書いてみます。


まずは、ヤマガタにとっても重要な映画作家のひとり、ロバート・クレイマーの『ルート1』
4時間を超える上映時間のせいか、未見の方が意外と多いこの作品。
記念すべき第一回の山形映画祭のインターナショナルコンペティションで上映され、山形市長賞(最優秀賞)を受賞しました。

故郷アメリカに戻ったドクという主人公が、カナダからフロリダに至る、ハイウェイ・ルート1を辿るロードムービーです。
ドクは医者(ドクター)で、もしかしたら、ドキュメンタリーのDocもかけられているのかもしれません。このドクは、ロバート・クレイマーの分身のような存在で、クレイマー自身も半亡命生活を送ったフランスから、生まれ故郷のアメリカに久しぶりに戻ってこの映画を撮りました。

とにかく見てもらうしかない傑作です。ルート1を南下する中で出会う、アメリカの様々な様相と人々。
クレイマーの眼に、再び出会ったアメリカがどう映ったか。いまのアメリカとどう違うのか、あるいは変わっていないのか。ぜひご覧ください。

9/21(火) 11:15@ユーロスペースでの上映です。

さらに、9/21(火)は、ロバート・クレイマーも参加した、アムネスティ製作のオムニバス『忘却に抗って』の上映もあります。ジャン=リュック・ゴダール、ジャック・ドワイヨンなど、名立たる作家たちがの貴重な作品群をお見逃しなく!(特に、個人的に記憶に残っているのは、ジェーン・バーキンの監督作なんです)

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