2010年10月28日木曜日

ドキュメンタリー・ドリームショー明日まで

約一ヶ月半にわたる「ドキュメンタリー・ドリームショー 山形in東京2010」も明日までとなりました。
すでに劇場で顔見知りというような方もいらっしゃいますね。
お疲れ様でした。

まだ、明日の『精神』の上映がございますので、ぜひぜひお越し下さい。

またご意見、ご感想、ご要望がありましたら下記のツイッターのタグなどを使ってお寄せ下さい。

#dds2010 #yidff

2010年10月26日火曜日

長江にいきる

昨年のポレポレ東中野での「長江にいきる」上映時のフォン・イエン監督とのスカイプ中継の写真です。

昨年3月の劇場公開以来、多くの方々にご覧いただいた「長江にいきる」。菊池信之さんの音響は映画館で見てこそのもの。ぜひ大画面でご覧下さい。

10/28(木)21:00〜の上映です。

山形映画祭のツイッター公式アカウント始動!!

遂にというか、ようやくというか山形国際ドキュメンタリー映画祭のツイッター公式アカウントが出来ました。皆さん、どんどんフォローしてください。

http://twitter.com/yidff_8989

2010年10月23日土曜日

ANDプログラム『靖国 YASUKUNI』の上映に李纓(リー・イン)監督登場

ANDプログラム『靖国 YASUKUNI』の上映に李纓(リー・イン)監督が登場の予定です。
劇場公開をめぐって物議を醸しだした本作。国内の上映に李纓(リー・イン)監督が立ち会うのは、なんと今回が初めてとのことです。

10/25(月)21:00~の上映です。

2010年10月22日金曜日

インヴィジブル・シティ

「ANDプログラム」の『インヴィジブル・シティ』のポスターです。
日本初上映のこの作品もお見逃しなく。
ドリームショーのメインプログラムも本日までとなりました。
明日から一週間は「ANDプログラム」を開催致します。
ご来場ください。

特集上映 ANDファンド受賞作 Asian Network of Documentary Fund Recipients
会期: 1023日(土)~29日(金) 連日日替わり21:00
会場: ポレポレ東中野  (東京都中野区東中野4-4-1/ポレポレ坐ビル地下/TEL 03-3371-0088

アジア・ドキュメンタリーの登竜門
韓国のプサン国際映画祭では、アジアのドキュメンタリー映画企画を助成する「ANDファンド」を通して、毎年15本の企画に総額13千万ウォンを授与している。受賞者は映画祭に招待され、企画のプレゼンテーションをし、講師のアドバイスを受ける機会を得る。今までファンドを受賞し完成された60作品の中から6本を上映し、受賞者から話を聞く。
ANDとはアジアン・ネットワーク・オブ・ドキュメンタリーの略称で、アジアのドキュメンタリーの製作・配給・流通をサポートする目的で結ばれたゆるやかなネットワーク。山形国際ドキュメンタリー映画祭では2007年から特別講義やワークショップを開催している。
※ 全作品英語字幕つき上映  All films with English subtitles 

Fディレクター制作の手作りポスターも掲示中!!

2010年10月20日水曜日

『フェンス』

明日10/21(木)19:00〜上映の『フェンス』。映画監督・土本典昭さんについてのドキュメンタリー『映画は生きものの記録である』の藤原敏史さん監督作です。逗子市の米海軍池子住宅問題を題材とした作品です。
この作品の撮影は 土本典昭監督のカメラマンとして知られる大津幸四郎さん。僕も未見なのですが、期待が募ります!

『田中さんはラジオ体操をしない』の田中さん

昨日の『田中さんはラジオ体操をしない』の上映時に唄う田中さんです。

『田中さんはラジオ体操をしない』は、来年2011年初夏にシアター・イメージフォーラムにて劇場公開されることが決まったそうです。よかったですね。
田中さん旋風が渦巻くことを期待して。

2010年10月19日火曜日

ここにいることの記憶

アジア千波万波で上映された『ここにいることの記憶』。ヤマガタでは見ることができなかったのでドリームショーの第一回目の上映へ。びっくりしました。おもしろくて。
川部良太失踪事件という出来事をきっかけに、さまざまな物語が喚起されていく・・・って全然説明になってないですね。すいません。とにかく見てください。
第一回目の上映のあとのティーチインでは帰りがたい人達からの質問が相次ぎました。山形映画祭の日本パノラマの熱気をふと思い出しました。 こう言うとわかってくださる方がいることを信じています。

10/21(木)16:00〜が最終上映です。

2010年10月18日月曜日

『RiP!リミックス宣言』ブレッド・ゲイラー監督 

ヤマガタで間違いなく一番人気だった『RiP!リミックス宣言』のブレッド・ゲイラー監督がもみくちゃになっている写真です。(真ん中の帽子のひと)

『RiP!リミックス宣言』の最後の上映もお見逃しなく!!

10/20(水)16:00です。

田中さんはラジオ体操をしない

テンガロンハットを被った現代のカウボーイ、田中さん。昨年のヤマガタで満員御礼、札止めの大反響だった『田中さんはラジオ体操をしない』がドキュメンタリー・ドリーム・ショーに登場します。ラジオ体操をしなかったという理由から不当解雇され25年にわたって、解雇した会社の前で抗議の歌を歌い続ける田中さんの姿を描きます。
昨年のヤマガタで度肝を抜かれた田中さんのアジテーションは見られるのでしょうか?
ぜひご覧下さい。

10/19(火)18:30〜です。

2010年10月15日金曜日

稲作ユートピア

昨年のヤマガタで特別招待作品として上映されたタイ映画『稲作ユートピア』。最終日の午前中の上映だったので見逃した方も多いと思います。監督のウルポン・ラクササドさんは2001年のアジア千波万波で『時の行進』という作品が上映されています。アピチャッポン監督とも関係がある監督です。(『時の行進』はアピチャッポンの当時のプロダクション、キック・ザ・マシーンの製作だったと記憶してます)

タイ北部の田圃を一年間借りて、実際に農作業をしながら撮影された本作。
その手法については議論もあると思うのですが、フィクションを交えながら描かれる物語(と言い切ってしまいますが)のスケールの大きさに圧倒させられます。
ぜひ、大きなスクリーンでご覧下さい。

10/17(日)16:00〜ポレポレ東中野で上映です。

『稲作ユートピア』タイ本国のサイト

2010年10月14日木曜日

「馬先生の診療所」ツォン・フォン監督 来日中です

『馬先生の診療所』
昨年のヤマガタで日本映画監督協会賞を受賞した『馬先生の診療所』のツォン・フォン監督が昨日、来日しました。ポレポレ東中野にも来場してナオキさんにも質問していました。

 10/16(土)11:00の回上映後には日本映画監督協会賞トークイベント「診療所から見た世界」も開催されます。

2010年10月13日水曜日

原将人監督

昨年のヤマガタで8ミリ映写機での三面マルチ「マテリアル&メモリーズ」を上映した、原将人監督。原さんは何回目のヤマガタの参加でしょうか? 
個人的に印象に残っているのは、97年、オールナイトでいまはなき映画館ミューズでライブ上映された「ロードムービー家の夏」です。会場が何か一体感に包まれて、味わったことのない感覚になったのを覚えています。
 東京でも上映する「マテリアル&メモリーズ」三台の映写機を使用した、 マルチプロジェクションの感動をどうぞ!!

原さんが持参した「初国知所之天皇」のポスター。レアです。

2010年10月11日月曜日

おすすめ作品 その7 『ヤマガタ・カテイシネマ』

昨年の山形映画祭の「やまがたと映画」プログラムで上映された作品です。


戦前のアマチュア映画作家たちが撮影した日常の映像の数々。YIDFF2009の後に発掘された映像も含むレア映像満載です。

「ナトコ映画」と「ヤマガタ・カテイシネマ」が一番おもしろかった!という声もありましたよ。
アマチュア映画も、80年以上経つと立派な記録映画ですね。

明日、12日(火)11:00からの上映です。

山形の新しいお米「つや姫」も販売中

山形県が満を持して送り出す新しい品種のお米「つや姫」。ドキュメンタリー・ドリームショーの期間中、ポレポレ東中野で販売してます。

「月山まんま」という胚芽米も一緒に販売してます。(写真右)
吉村県知事も和服でお待ちしています

2010年10月8日金曜日

キドラット・タヒミック監督来日します!

10月11日16:00〜タヒミックプログラムで
来日が見合わせという情報を一度流してしまったのですが、
キドラット・タヒミック監督、来日となりそうです。
お騒がせして申し訳ありません。

いつも、台風のように現れるタヒミック監督、
当日まで不明なところはありますが、トークを期待しましょう!
(パフォーマンスもあるかも!?)

10/10(日) 女性監督の皆さんのトーク

『THE ダイエット!』
 10/9〜11の三連休は、イベント目白押しです。ぜひご来場ください。

10/10(日)13:30〜の『THE ダイエット!』上映後の女性監督の皆さんによるトークは関口監督(『THE ダイエット!』)、長岡監督(『ほんがら』)、比嘉千秋監督(『私の存在しているところ』)の三名が参加します。
激論必至?!

2010年10月7日木曜日

YIDFF2009 裏話し シマ/島プログラム・・テレサ・ハッキョン・チャ

YIDFF2009で実はいちばん刺激的なプログラムだったのではないかと個人的に思っている「シマ/島」プログラム。(自分が会場担当だったせいもありますが・・)
その多彩な上映作品の中でも最も驚かされたのが、韓国出身の映像作家テレサ・ハッキョン・チャの作品でした。そして、テレサ・ハッキョン・チャ作品の白眉『エグジレ』は伝説の上映と言ってもよかったです。
 白い板で作ったスクリーン、その真ん中にディスプレイが・・・。
 そのディスプレイに×が出たタイミングで、また別の映像が投影されます。

 その映像に寄り添うように響く、テレサ・ハッキョン・チャ自信の声。
ゾクッとしました。
残念ながらテレサ・ハッキョン・チャは亡くなっています。

朝いちの上映だったこともあって、観た方は少なかったのですが、印象的な上映でした。
(残念ながら、ドキュメンタリー・ドリームショーでのテレサ・ハッキョン・チャ作品の上映はありません)

トークゲスト 一部キャンセルのお知らせ

監督の都合により、
10月9日21:00〜『外泊』のトークはキャンセルになりました。

10月11日(月・祝)16:00〜の回は『私の存在しているところ』監督の
比嘉千秋さんが来東してくださいます

尚、タヒミック・プログラムの上映作品は、以下の2作品です。
『フィリピンふんどし 日本の夏』(1996年/39分/16ミリ)
我が子を撮り続けて20年(ビデオサラダ 3人の息子+1)』(2009年/20分/ミニDV)


2010年10月6日水曜日

YIDFF2009 琴仙姫(クム・ソニ)さんのパフォーマンス

「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」でも新作『レイテに還りて』が上映される琴仙姫(クム・ソニ)さんの「シマ/島」特集でのパフォーマンスの様子です。
 暗くて見づらいのですが、長ーい三つ編みを垂らして歩いています。
土の中に埋まっていた琴仙姫(クム・ソニ)さんがムクッと起きあがって歩き出す場面はゾクッとしましたね。
ちなみにこの三つ編みはエクステンションです。琴仙姫(クム・ソニ)の髪と編み込む作業はボランティア総出でした。
今後のヤマガタはこういった映像とパフォーマンスの垣根がくずれて行くような作品が増えていくんだろうなと予感させられる夜でした。

そしておまけは審査員長のカレル・ヴァヘックさんのさよならパーティーでのお写真です。(ドリームショーでのカレルさんの作品の上映はありません)
可愛らしいので載せてしまいました。

写真は二枚とも、期間スタッフNさんが撮影です

2010年10月5日火曜日

YIDFF2009 裏話し さよならミューズの模様

ボランティアSくんが市民会館小ホールの壁に余ったチラシをつかって、有志イベント「さよならミューズ」の告知をしてくれました。

さらに、もうひとつ。
Sくん、また来年も会いましょう。
そして、告知の効果もあって、「さよならミューズ」盛況でした。

来年のヤマガタでは、「こんにちはミューズ」という企画はどうでしょう??

DDS2010 イベントチラシです

もうすでにお持ちの方も多いかと思いますが、ドキュメンタリー・ドリーム・ショー、イベントちらしアップします。
イベント目白押しです。ぜひご来場ください。

2010年10月4日月曜日

YIDFF2009 裏話し さよならミューズ準備風景

アジア千波万波の会場として使われていた映画館ミューズの閉館を偲んで有志の企画で行われたイベント「さよならミューズ」。映画館ミューズでは、河瀬直美監督やアピチャッポン監督、フォン・イエン監督(「長江にいきる」)などのアジア各国の作家の作品がはじめて上映された劇場です。ヤマガタ好きにはお馴染みの思い出深い映画館でした。「さよならミューズ」参加された方いらっしゃいますか? 深夜に行われた準備風景の模様です。
スクリーンも座席もないミューズ内
深夜1:00くらいから明日に向けて準備開始。
映画館ががらーんとしているのは、ほんとうに寂しいですね。

事務局Kくんの奮闘でスクリーンが張られました
だんだん形になってきます。もう、3:00くらいでしょうか。
 もう、疲れすぎてテンションあがって、何もないロビーで大騒ぎ・・・。

さーて当日どうなったかは、また明日アップします。

DDS2010 関連イベント開催!!


 津田塾大学創立110周年記念 学生企画 Girls meet Documentary~女子が撮る、見せる、語る映画祭~」 
 
●10/7(木)津田塾大学 小平キャンパス 
13:0014:30 
津田塾大学公開講座「総合2010 知の冒険~新た な可能性を求めて~」 
             
上映会『家を離れることについての37 の物語』&トーク「米国の女性映画監督が描く三世代の女性」 
            
 ゲスト:シェリー・シルバー(『家を離れる ことについての37個の物語』監督)       
     
 ・18:0020:30 
津田塾大学メディアスタディーズ・コース連続講 演会20104 
            
 上映会『アメリカ通り』&トーク「韓国の女 性監督が描くもう一つの韓国」 
            
 ゲスト:キム・ドンリョン(『アメリカ通り』監督)  
キム・ドンリョン監督『アメリカ通り』

●10/9(土) 津田塾大学 津田ホール 
 ・9:3013:30 上映会&国際シンポジウム「津田塾生が描く日本 社会の今」 
               
パネリスト:キム・ドンリョン(『アメリカ通り』監督)、シェリー・シルバー(『家を離れることについての37個の物語』監督)、藤岡朝子(山形国際ドキュメンタリー映画際事務局)、津 田塾学生、卒業生ほか  
主催:津田塾大学メディアスタディーズ・コース学生有志 
 
詳細・お問い合わせ:津田塾大学 ソーシャル・メディア・センター 
 TEL042-342-5126 〈全て入場無料〉 
 

2010年10月1日金曜日

ユーロスペースは本日まで

『ドキュメンタリー・ドリーム・ショー』ユーロスペースでの上映は本日までとなりました。

山形映画祭の東京上映をはじめて、ユーロスペースで行いましたが、いかがでしたでしょうか?

ご感想お聞かせください。

続いて、ポレポレ東中野での上映が10/9〜スタートします。イベント目白押しですので是非お越し下さい。

(あいだの一週間は、去年の山形映画祭の写真などブログにアップしようと思っています。ちなみに個人的に撮った秘蔵?写真です)

2010年9月30日木曜日

ついでにご紹介 『小屋丸 冬と春』

ドキュメンタリー・ドリーム・ショー、ユーロスペースでの上映いよいよ明日までとなりました! (その後、一週間おいて、ポレポレ東中野で後半戦がスタートです)

今回は番外編。ドキュメンタリー・ドリーム・ショーのすぐ後、10/2(土)〜ユーロスペースで公開されるドキュメンタリー映画 『小屋丸 冬と春』を紹介します。(私、Hが宣伝で関わっている作品でして・・・宣伝も兼ねてすいません)



フランスを代表する現代美術アーティスト、ジャン=ミッシェル・アルベローラさんが、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に参加したときに訪ねた、新潟県十日町市の小屋丸地区という場所に惚れ込み、完成させた作品です。長編の映像作品は、初めてというアルベローラ監督の想いがつまったモノクロの映像が素晴らしいんです。

ドキュメンタリーに詳しい方は、おそらく同じ新潟で撮られた佐藤真さんの『阿賀に生きる』を思い出すことでしょう。 ただ、アルベローラ監督は『阿賀に生きる』を観ていないそうで、その偶然のシンクロがおもしろいですね。
ドリーム・ショーでドキュメンタリーの魅力にはまった方、もちろんドキュメンタリー好きにも観ていただきたい作品です。

そして、『阿賀に生きる』のカメラマン、小林茂さんから『小屋丸 冬と春』に寄せていただいたコメントで紹介を閉じたいと思います。
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生きて死ぬ知恵をもったにんげんたち。その顔、声。安心感が湧いてくる。
これは『阿賀に生きる』の先を掘り進んだような映画である。
----小林茂(映画監督・映画カメラマン/『チョコラ!』『阿賀に生きる』) 

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2010年9月29日水曜日

『真昼の不思議な物体』『第三世界』 コン・リッディーさんトーク

9/27のアピチャッポン監督作品『真昼の不思議な物体』『第三世界』の上映、『真昼の不思議な物体』の上映素材がDVDに変更されたにも関わらず、たくさんの方々にご来場いただきありがとうございました(お立ち見でご覧になった方失礼しました)
やっぱり、カンヌ映画祭パルムドール効果なんでしょうか??

山形映画祭ディレクターの藤岡さんから会場で説明があった上映素材変更のご説明を致します。
現在、上映可能な『真昼の不思議な物体』の英語字幕入りの35ミリフィルムは、山形映画祭が収蔵しているプリント、世界でたった一本だけなんだそうです。カンヌ受賞以降、世界中の映画祭でアピチャッポン作品の上映機会が増えて、その山形のフィルムが世界中を旅している状況があります。9月にサンパウロ映画祭で上映があって、ユーロスペースでの上映までに戻ってくる予定でしたが、諸事情で上映日までに到着しませんでした。申し訳ありません。また、次の機会に・・・。

そして、本題、タイの映画評論家で映画監督のコン・リッディーさんトークの模様です。
アピチャッポンの作品を見続けてきたコンさんのお話し、興味深かったです。海外向けに映画を作っているのではないかというタイ国内での批判、バンコクという都会ではなくタイの地方をテーマにしているアピチャッポン独特の視点などなど。アピチャッポン監督の身近で、そしてタイで観てきたからこそのおもしろいお話しでした。

そのコン・リッディーさんが共同監督のひとりとして制作した『改宗』(YIDFF2009 アジア千波万波で上映)もドキュメンタリー・ドリーム・ショーで上映されます。タイ国内でのイスラム教をテーマにした作品です。
トークを聞いて俄然、観たくなりました。 ぜひご覧ください。

2010年9月28日火曜日

9/30(木)はまさにヤマガタ!!

「死神博士の栄光と没落」
9/30(木)のドキュメンタリー・ドリーム・ショーのプログラムは、まさにヤマガタ!!という一日です。

ソクーロフフラハティワン・ビンジャ・ジャンクーユー・リクウァイエロール・モリス

と監督の名前を上げただけでも、錚々たる顔ぶれ。

一日中、ユーロスペースでどっぷり浸るのがオススメです!

タヒミック・プログラム上映作品

10月11日(土・祝)16:00〜の「タヒミック・プログラム」の上映作品を決定しました!

『フィリピンふんどし 日本の夏』(1996年/39分)
我が子を撮り続けて20年(ビデオサラダ 3人の息子+1)』(2009年/20分)

なかなか鑑賞機会の少ないタヒミック作品。
カメラと共にフィリピンと家族の根っこを描いてきた
プライベート映像ワールドをどうぞお楽しみに。

『ナオキ』上映後ナオキさん登場!

25日土曜日の『ナオキ』上映に、主人公であるナオキさんが、朝一番の新幹線で山形から駆けつけてくれました!
被写体としての自分、山形映画祭や監督とのやりとりのウラ話など、
ドキュメンタリーの上映後にはめったに聞けない興味深いトークとなりました。




次の上映は、次回、10月13日(木)16:00ーポレポレ東中野です。
ナオキさんもまた東京にいらしてくださいます!
未見の方、ぜひお誘い合わせのうえ、いらしてください。

2010年9月27日月曜日

おすすめ作品 その7 『アレンテージョ、めぐりあい』


 ドキュメンタリー・ドリーム・ショーとほぼ同時期に開催されている「ポルトガル映画祭2010」。渋谷と京橋を行ったり来たりという方もいるようです。私も観たいのですが、まだ行けておりません。
そのポルトガル映画祭とドキュメンタリー・ドリーム・ショーを繋ぐ一本が、ユーロスペースでの最終回に上映されます。

『アレンテージョ、めぐりあい』は、2007年のインターナショナルコンペティションで上映され、山形市長賞(最優秀賞)を受賞しました。そしてこの年の審査員のひとりがポルトガルの映画監督、ペドロ・コスタでした。
この作品はペドロ・コスタが教えを受けた、ポルトガルの詩人(そして映画監督でもある)、アントニオ・レイスが魅せられたポルトガル南部のアレンテージョ地方の風景と村民達を描いています。映画の中には「ポルトガル映画祭2010」でも上映されるパウロ・ローシャの『新しい人生』が引用されています。たくさんの村人たちが役者としてこの映画に出演していて、映画の撮影風景を懐かしく振り返ります。
そういう映画史的な観点から観てもおもしろいのですが、一番響くのは、なんと言っても村人たちの唄です。 「レイスさんが、私たちを見つけてくれた」と言いながら唄うおばあさんの声にグッときました。音楽とりわけワールドミュージックに関心のある人が見ても楽しめるはずです!

10/1(金) 21:15@ユーロスペースで上映があります。

2010年9月26日日曜日

お詫び:『真昼の不思議な物体』上映素材の変更

9月27日(月)18:45の回『真昼の不思議な物体』は
プリント輸送の都合によりDVDでの上映に変更させていただきます。
お客さまにはたいへん恐れ入りますが何卒ご了承くださいますよう
お願い申し上げます。

2010年9月24日金曜日

キアロスタミと山形映画祭

「クローズアップ」
山形映画祭とイランの映画監督、アッバス・キアロスタミとの繋がりは、1991年の第二回の映画祭に遡ります。この年の山形映画祭で特別招待作品として上映された『クローズアップ』に驚いた人は多かったと思います。当事者が当事者自身を演じ、一本の映画が成立してしまう。ドキュメンタリー/フィクションの枠を越えたサスペンスと生々しさに溢れた作品です。

その後、93年の第三回の山形映画祭にキアロスタミは審査員として参加します。
この時に上映されたのが『トラベラー』と『パンと裏通り』。『トラベラー』はサッカー見たさにテヘランの競技場を目指す少年を描き、『パンと裏通り』はお使いでパンを買った子供が大きな犬に道をふさがれて通れない様子を見つめます。サッカーの試合に間に合うのか、パンを届けられるのか、見ている方もハラハラ、ドキドキします。

初めてキアロスタミの作品を観た時の驚きをどう言ったらいいのか、難しいです。
ただ、観てくださいと言うしかありません。初めての人はもちろん、観た方も何度でも。

キアロスタミ作品の上映は、9/26(日)@ユーロスペースです。

おすすめ作品 その6 『私はファン・ホフレル(ヴェルテル変奏曲)』

2001年のインターナショナルコンペティションで上映された『アンゲロスのフィルム』のフォルガーチ・ペーテル監督の最新作です。




『アンゲロスのフィルム』はギリシャのある家族の歴史を描いた作品でした。『私はファン・ホフレル(ヴェルテル変奏曲)』はペーテル監督の故郷ハンガリーの旧家ファン・ホフレルの250年の物語を描いています。
「家族」から読み解く一国の歴史というのが ペーテル監督の一貫したテーマなのかもしれません。
ハンガリーという国は、『ヴェルクマイスター・ハーモニー』で知られるタル・ベーラをはじめ個性的な映画作家を生み出しています。 大国の狭間で揺れるハンガリーの歴史が何かしら影響しているのかもしれません。

おすすめ作品 その5『RiP! リミックス宣言』

昨年の山形映画祭で一番話題になった作品と言えば、何と言っても『RiP!  リミックス宣言』ですね。
山形映画祭で配られていたステッカー

著作権・知的財産権とは何か? この作品は問いかけます。
監督のブレッド・ゲイラーもパネリストで参加したヤマガタでのシンポジウム「映画監督って何だ!」も映画監督に著作権があるのかを巡って大論争になりました。


著作権・知的財産権の問題は、ドキュメンタリー映画も無縁ではありません。ドキュメンタリー映画をどういう方法で世の中に出していくのか? この映画を問いかけているとも思います。

かっこいい音楽もガンガン流れる『RiP!  リミックス宣言』。「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」の予告編で使っている曲は様々な既成の楽曲をサンプリングしてオリジナルの音楽を作り出す 「ガール・トーク」のナンバーです。


『ダストー塵ー』ビトムスキー監督インタビュー


ビトムスキー作品の上映に雨の中、たくさんの方のご来場ありがとうございます!!
『ダストー塵ー』おもしろかったですね。地球上に存在する最小の単位は塵(粒子)なんですよね。宇宙の始まりもまた塵。ビトムスキーの自在な語りが圧巻でした。世の中には埃の収集家までいるとは!(笑)。膨大なリサーチの上に成り立っていると思われる作品でした。

wepサイトflowerwildに 『ダストー塵ー』ビトムスキー監督インタビューの詳細なインタビューが掲載されています。ご参考になれば。

『ダストー塵ー』は、9/27(月)16:15@ユーロスペースでもう一度上映されます。お見逃しなく。

2010年9月23日木曜日

ドキュメンタリー・ドリーム・ショーは全作品 日本語字幕付きです

Twitterなどで、日本語字幕がないと思われている方がいるようですので改めてお知らせします。

「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」は全作品 日本語字幕付き(あるいは日本語が原語)です。

ちなみに、日本語字幕と同時に英語以外の作品は、英語字幕も入っております。

ぜひご来場ください。

2010年9月22日水曜日

おすすめ作品 その4 『アムステルダム・グローバル・ヴィレッジ』

山形映画祭の人気作のひとつ『アムステルダム・グローバル・ヴィレッジ』が登場です。
97年のインターナショナルコンペティションの作品です。

オランダを代表するドキュメンタリー作家、ヨハン・ファン・デル・コイケンが自らの故郷、アムステルダムの移民達の世界を描くロードムービーです。
残念ながら、コイケンは2001年に亡くなってしまいました。

と書いていて、山形映画祭で上映される作品は、移民問題を扱ったものが多いですね。
ただ、その描き方は様々です。

この作品も4時間を超える上映時間です。上映時間、ロードムービーという形式から『ルート1』と見比べてみるのもおもしろいかもしれません。

9/24(金)11:15@ユーロスペース での上映です。一回だけです。

『オート*メート』のレアアイテム

去年の山形映画祭で配られていた、インターナショナルコンペティション作品『オート*メート』のシールです。


カワイイですよね。映画の方も観てみてください。

そういえば『RiP!  リミックス宣言』もステッカー配ってましたよね? どなたかお持ちの方いらっしゃいますか?

2010年9月21日火曜日

おすすめ作品 その3 ビトムスキーとモグラヴィ



今回のドキュメンタリー・ドリーム・ショーで、一番見応えのある一日(他の日もどれも見応えはありますが、その中でも一番)は、9/23(祝)の「名匠たちの技と巧み/ハルトムート・ヴィトムスキーとアヴィ・モグラビ」 ではないかと思います。

ヤマガタ縁の、それもとびきり個性的なふたりの監督の作品を一日で満喫できます。

(2002年に開催されたビトムスキー特集のチラシ)


ビトムスキーは、アーカイブドキュメンタリーという分野に入るんでしょうか、過去の様々な映像素材を用いて、長編のドキュメンタリーを作り上げる希有な作家です。今回は、代表作『第三帝国アウトバーン』と昨年の山形映画祭のインターナショナルコンペティション作品『ダストー塵ー』を上映します。

モグラビは、イスラエル人という自分自身のアイデンティティを動機に、イスラエルとパレスティナ問題を描く、怒れる闘士。
日本のドキュメンタリー作家、森達也さんも自著『ドキュメンタリーは嘘をつく』の中で『ハッピー・バースデー、Mr.モグラビ』について書かれています。ドキュメンタリーとフィクションの境目とは何なのか? そんなことを考えながら観るとモグラビ作品の意図が見えるかもしれません。YIDFF'99優秀賞受賞作『ハッピー・バースデー、Mr.モグラビ』と昨年のインターナショナルコンペティション作品『Z32』が上映されます。

9/23・・ワクワクしてきます!

おすすめ作品 その2 『生まれたのだから』


「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」のチラシの表紙にもなっている『生まれたのだから』。山形映画祭ディレクターのFさんが惚れ込んでいるブラジルを舞台にした映画です。
(良い写真が多い映画ですので、チラシとは別の写真をアップしてみました)

昨年の山形でもっと話題になってもおかしくなかった、とFさんはおっしゃっていました。
(こんなに贔屓すると怒られる方もいるかもしれませんが・・・ちなみに私、Hは未見です。今回観ます。すいません)

9/21(火)18:45@ユーロスペース
9/25(土)16:15@ユーロスペース での上映です。

掲載情報 『チェック・ザ・チェンジ』


boid.net主宰の樋口泰人さんが『チェック・ザ・チェンジ』についてブログで書いていただきました。
80年代末のニューヨークのジャズシーンを描いたこの作品。第二回(1991年)の山形映画祭のインターナショナルコンペティションで上映された作品です。今回は貴重な上映となります。9/25(土)21:15@ユーロスペースが最後の上映です。お見逃しなく。

9/25(土)『ナオキ』主人公の佐藤直樹さん来場!!


9/25(土)am11:15@ユーロスペースの『ナオキ』上映に、主人公の佐藤直樹さん来場の予定です。昨年のヤマガタでも大人気だったナオキ節、ぜひ生でどうぞ!